社会福祉士 重要事項を短文で暗記しましょう。
短文で覚えると試験の解答が簡単に出来るようになります。
一発合格=重要事項短文丸暗記
暗記より3回繰り返し!
無理して覚えるのはナンセンスです。
3回繰り返して聞くと頭に自然に残ります。
2-3 心理学理論と心理的支援
1.ゲゼルは、双生児を使った実験で、早い段階から訓練するよりも、十分に成熟してからのほうが効果的であることを立証し、訓練・学習に対するレディネス(準備状態)が重要とする成熟優位説を唱えた。
2.環境優位説は、学習優位説ともいい、発達における環境と学習の働きを重視する。出生前の経験は重視されない。環境優位説を唱えたのはワトソンである。
3.ボウルビィは、特定の人物に向けて焦点化された愛着の結び付きをアタッチメントと呼んだ。ローレンツは、刷り込み現象を報告した。
4.ヴィゴッキーは、子どもの知的発達には、他者からの援助などによって達成が可能な水準と、独力で問題解決できる水準があると考え、それらの差異である発達の最近接領域に働きかける教育が、子どもの知的発達に有効であるとしている。
5.ピアジェは、人間の発達段階を、感覚運動期(出生~2歳頃)、前操作期(2~6、7歳頃)、具体的操作期(6、7~ 11、12歳頃)、形式的操作期(11、12歳以降)の4段階に分類している。物の形状や配置の見た目が変化しても、その物の数や量は一定である、という保存の概念が理解できるようになるのは、具体的操作期である。
6.フロイトは、性的エネルギーのリビドーが、各発達段階でどのように充足されたかによって人のパーソナリティの発達が決定されると考え、発達のプロセスを口唇期、肛門期、男根期、潜伏期、性器期の5段階に分類した。
7.ハヴィガーストは、発達課題は自然に達成されるものではなく、個人の成熟や社会からの圧力に加え、それを達成しようとする個人の願望が必要であるとした。
8.エリクソンは、心理社会的発達段階を8つに区分し、各段階には特有の危機とその克服があると指摘している。若い成年期の解決すべき基本的課題は「親密性対孤立」である。
9.自分はどのような人間なのか、などを確立するのは、アイデンティティの達成である。心理・社会的モラトリアムとは、社会から課された役割や義務を猶予する期間のことである。
10.マーシアは、エリクソンの考え方を発展させて、青年期のアイデンティティの状態(アイデンティティ・ステイタス)を「アイデンティティ発達」「モラトリアム」「早期完了」「同一性拡散」という4つに分類した。
11.ステューデント・アパシーは、アイデンティティ(自己同一性・自我同一性)の拡散に関連している。
12.障害発生初期(ショック期)では、起こっていることに実感を持ちにくい。障害が回復不能であることを知らされると、深刻な苦悩、不安、葛藤の感情に襲われるのが一般的である。
13.セリエは、ストレスを「外界のあらゆる要求に対する身体の非特異的反応」であるとし、 この一連の反応を汎適応症候群と呼んだ。
14.音楽の発表会であがりそうになったが、課題曲を思い浮かべ演奏のリハーサルをしていたら気分が楽になった。これは問題焦点型コーピングである。情動焦点型コーピングとは、問題に対する気持ちをコントロールしたり変化させたりして、苦痛の軽減を目指すストレス対処法である。
15.試験の結果が悪かったので、気晴らしのため休日に友人と遊びに出掛けた。これは、情動焦点型コーピングである。問題焦点型コーピングとは、問題を明確にし、別の解決方法を見つけて、ストレッサーを改善し、問題自体を取り除くことを目指すストレス対処法である。
16.アルコール依存の治療は、アルコールに対する精神依存からの脱却を目的とする。その中心となるのが精神療法であり、個人療法のみならず、集団療法も重視される。断酒会や自助グループのAA(Alcoholics Anonymous)などがあり、断酒の継続に有効である。
17.マスラックのバーンアウト尺度(MBI)によれば、バーンアウトは、情緒的消耗感(仕事を続ける中で、情緒的に力を出し尽くして消耗してしまった状態)、個人的達成感の低下(仕事に対するやりがいの低下)、脱人格化(職場の人間関係に対する無情で、非人間的な対応)に特徴付けられる。
18.心的外傷後ストレス障害(PTSD)を受けた人は、ある種の無感覚、感情鈍麻、ひきこもりなどによって、外傷と関連した刺激を持続的に回避しようとする。