社会福祉士 重要事項を短文で暗記しましょう。
短文で覚えると試験の解答が簡単に出来るようになります。
一発合格=重要事項短文丸暗記
暗記より3回繰り返し!
無理して覚えるのはナンセンスです。
3回繰り返して聞くと頭に自然に残ります。
3-6 社会理論と社会システム
1.オグバーンは、近代産業社会にあっては、物質文化の発展するスピードが、それに対応すべき非物質文化の発展よりも速く、そのズレから文化遅滞と呼ばれる混乱が生じるとした。
2.サザーランドの分化的接触論は、逸脱の原因を、周囲の環境からの学習という社会的要因から論じる。
3.マートンは、社会における文化的目標とそれを達成するための制度的手段の不統合(ズレ)が人々に逸脱をもたらすとし、そこから生じる社会規範の衰退をアノミーと呼んだ。
4.ベッカーらが唱えたラベリング論は、ある行為が逸脱とされるのは、その行為に対して社会の側が「逸脱」というラベルを貼るためだという考え方である。
5.エドウィン・シャーは、賭博、売春、麻薬など法的に犯罪として規定されているものの、「被害者がいない(ように見える)犯罪」を、被害者なき犯罪と呼んだ。
6.キツセとスペクターによれば、社会問題や社会病理は、ある社会状態を「問題あり」と定義し主張する人々の活動によって構築される像である。
7.マートンは、人々が抱く不満は、その人の置かれる社会的境遇の絶対的な劣悪さによるのではなく、主観的な希求水準と現実の達成水準との相対的な格差から生じるとした(相対的剥奪)。
8.1970年前後からアメリカを中心に普及した資源動員論では、社会運動を、目標達成に向けて人、モノ、情報などの資源を戦略的に動員していく組織的な連帯行動とみる一方、人間感情の役割については、否定的にとらえた。
9.「因人のジレンマ」とは、2人の囚人が、ともに黙秘することが双方にとって得であるにもかかわらず、ともに非協力的な行動を選ぶことで、双方にとって望ましくない結果になるものをいう。
10.ある財(主に公共財)やサービスの対価を払うことなく、利益のみを享受する人のことを「フリーライダー」という。
11.シャドウワークとは、財とサービスの生産を補足するために産業社会に不可欠ではあるが、賃金が支払われない労働(家事・育児・介護など)をいう。
12.わが国では、女性の年齢別労働力率にみられるM字型就労パターン(いわゆるM字カーブ)の中央部の落ち込みは近年浅くなり、台形に近付きつつある。
13.エコロジー的近代化論は、近代化・合理化の結果として発生した環境問題を、社会システムの政策的革新によって解決しようとする思想であり、技術革新による環境保全と経済の持続的な成長は両立するという立場から論じられる。
14.「共有地の悲劇」とは、個人がそれぞれ合理的な判断の下で自己利益を追求した結果、全体としては不利益な状況を招いてしまうことを指す。