社会福祉士 重要事項を短文で暗記しましょう。
短文で覚えると試験の解答が簡単に出来るようになります。
一発合格=重要事項短文丸暗記
暗記より3回繰り返し!
無理して覚えるのはナンセンスです。
3回繰り返して聞くと頭に自然に残ります。
2-5 心理学理論と心理的支援
1.精神分析療法やユング派の心理療法は、夢分析を行い、無意識の意識化を重視する。クライエント(来談者)中心療法は、ロジャーズが創始した技法で、無条件の積極的尊重や共感的理解などが重視される。
2.カウンセリングにおいては、クライエントの共感的理解が大切である。
3.言い換えとは、クライエントの話の内容を、主旨を変えずにカウンセラーが自分の言葉に翻訳、意訳して返す技法である。要約は、クライエントの感情を整理するために、カウンセラーがクライエントの話や気持ちの要点を伝え返す技法である。
4.精神分析療法の特徴として、治療が治療契約・作業同盟のもとで行われることがあげられる。治療契約とは治療の開始に当たり、治療者とクライエントの間でなされる治療方法などの取り決めのこと。
5.治療関係が進んで、クライエントが親などに向けていた無意識的な感情や葛藤を、治療者に対して向けるようになることを転移という。一方、治療者がクライエントにそうした感情を向けることは逆転移という。
6.森田正馬により、1920年ころ思案された森田療法は、意識的な自覚を重視しており、神経症に限らず広く活用されている。精神分析療法では、神経症の原因には無意識の欲求の抑圧があると考え、クライエントの抑圧の解消を図ることで症状を取り去ろうとする。
7.森田療法では、1週間ただひたすら横になって寝る絶対臥褥期を通して「生の欲望」をかきたて、軽作業期では、心身の不調や症状を持ったまま、クライエントはひとりでできる簡単な作業を行い、次の作業期、社会訓練期へと進む。
8.遊戯療法とは、プレイルームで玩具や道具を使って、治療者が子どもと一緒に遊びながら信頼関係を築き、治療を進めていく方法である。多くは個別療法として行われるが、集団で行われる場合もある。
9.箱庭療法は、カルフがローエンフェルトの考案した技法をもとに、ユングの理論を取り入れて発展させ、確立した。
10.箱庭療法において、箱は行動の自由を制限する枠組みであるが、逆にその中は自由を保障された、安心できる空間となりうる。そのため、治療者とクライエントとの信頼関係が重視される。
11.バウムテストは、スイスの心理学者コッホによって創始された。白画用紙に「実のなる木を描いてください」という教示だけで絵を描かせ、それを評定する投影法のひとつである。また、自由に描くことが肝心であり、上手に描く必要はない。
12.動作療法は、動作を通じて心理的問題にアプローチをする療法である。脳性麻痺の子どもを対象に始まったが、現在では障害児・者を対象とする福祉分野をはじめ、幅広い分野にわたって適用されている。
13.ブリーフ・サイコセラピーは、より短期間(ブリーフ)かつ効率的な治療を探究するもので、多様な流派で構成されている。
14.障害のある子の親に対する心理的支援としては、ピアカウンセリングの機会を提供することが効果的である。ピアカウンセリングは、同じ障害がある者同士やその親同士がカウンセリングを行うことで、互いの問題を分かち合い、成長につなげていく手法である。
15.音楽療法では、歌唱や楽器演奏などの能動的方法のほか、音楽鑑賞などの受動的方法も用いられる。